かつてオンラインカジノの入出金といえばNETELLER(ネッテラー)が定番でした。
ネッテラーを介してオンラインカジノに入出金を行うことで、日本人でも気軽にオンラインカジノを楽しむと共に、オンラインカジノにて一攫千金を得ることもできました。
しかし、そんなネッテラーが日本市場から撤退してしまいました。
なぜ撤退したのかや、そもそもネッテラーがどのような組織だったのか、改めてチェックしてみるとしましょう。
ネッテラーとは?
ネッテラーとはオンラインカジノと直接関係のあるサービスではなく、オンラインの送金サービスです。
国内では「オンラインカジノのためのサービス」だと誤解されていた部分もあるのですが、世界的に見るとオンライン送金サービスとして高い知名度を誇るもので、オンラインカジノだけではなくブックメーカーやFXなどの送金に利用することができるため、広く利用されているサービスです。
1999年にサービスが開始されてから、ネット黎明期に様々なサービスの架け橋として大きな存在感を獲得。
世界でも160カ国以上、数百万人もの利用者を抱え、年間取引額は数十億ドルに達するなど、国内での知名度以上に世界で「なくてはならない存在」として活躍していました。
そして、国内でオンラインカジノを楽しもうと思った場合、実質的にはネッテラー一択だったこともあり、オンラインカジノユーザーからも広く親しまれていたのですが、2016年の8月、突如として日本市場から撤退することになってしまったのです。
ネッテラーの撤退の理由とは?
まず大前提として、ネッテラーはつぶれた訳ではなく、あくまでも日本市場から撤退しただけです。
国際的にはかつてと変わらずに愛用されているサービスなのですが、日本市場からは撤退してしまいました。
その背景にあるのは、一時期オンラインカジノに逆風が吹いていたことが関係しているとされています。
オンラインカジノを楽しんでいたユーザーにも逮捕者が出るなど、日本国内でオンラインカジノへの取り締まりが強まるのではとの危惧から、ネッテラーは撤退したと推測されています。
しかし、逮捕されたものの不起訴となったことから、むしろ「オンラインカジノは起訴されるものではない」ことがはっきりしたことになりました。
警察側としては不本意かもしれませんが、ネッテラーの撤退とは裏腹に、不起訴という事実が国内のオンラインカジノ市場の発展に思わぬ形で寄与することとなり、ネッテラーは撤退してしまったものの、他のサービスが登場するなどして、ネッテラーが国内市場でも利用出来た頃以上に、オンラインカジノは盛り上がりを見せています。
ネッテラー以外の選択肢が増えています
ネッテラーが撤退した直後、今後オンラインカジノをどのように楽しむのか危惧されていたものの、その後ネッテラーに変わるサービスが多数登場しました。
中でも人気を集めているのはecoPayz(エコペイズ)とiWallet(アイウォレット)です。
この両者に共通しているのは、ネッテラー同様専用のデビットカードを発行してくれる点にあります。
ネッテラーは送金サービスとして人気を博していた一方でデビットカードも発行してくれていたため、送金のみならず日常生活での買い物にも活用できましたし、ATMからの出金も可能でした。
エコペイズ、アイウォレット共にネッテラー同様、デビットカードを発行してくれますのでATMからの引き出しも可能です。
オンラインカジノだけではなく、他のサービスへの送金も行う人や、日常生活の中で気軽にATMで管理をしたいという人は、エコペイズやアイウォレットであればネッテラーと同じく利便性の高さを実感できることでしょう。
ビーナスポイントは?
エコペイズやアイウォレットのようなデビットカードの発行はしていないものの、送金サービスとして人気を集めているのがビーナスポイントです。
デビットカードにこだわる場合、エコペイズやアイウォレットの方がニーズにマッチしているかと思いますが、ビーナスポイントは取引の度にポイントが付与されますので、何度も利用することでお得になりますし、貯めたポイントにてオンラインカジノを楽しむことも可能です。
ちなみにこちらは日本円の換金が可能なので、ネッテラーからデビットカードを除いたサービスと考えると分かりやすいでしょう。
まとめ
ネッテラーの撤退はオンラインカジノユーザーに大きな衝撃を与えたのは紛れもない事実です。
しかし、一方でネッテラーの撤退後、オンラインカジノが盛り上がりを見せるようになったのも事実で、結果、ネッテラーに変わるサービスも登場しました。
ネッテラーはオンラインカジノだけのものではありませんので、他のサービスにも併用していた人にとっては残念なことかと思いますが、オンラインカジノを楽しむのであればエコペイズやアイウォレットのように、ネッテラー同様、利便性の高いサービスが登場していますので、これらを活用してオンラインカジノを楽しんでみるのも良いでしょう。